リスク
前回の投稿においてcisco2340f様より☆を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
前回の文章において慮るということについて綴ったので、
今回はその先、行動に移すということに重きをおいて綴ってみようと思う。
どうにも昔から私には決断力というものが欠如している。
前回の「慮」を読み返して、そのルーツを探ってみた。
私は物事の是非を判断する際に、メリットよりもデメリットに目を向ける傾向にある。
ギャンブルの類をしない人は、そのリスク故にギャンブルをしないのではないか。
仮にギャンブルが必ず儲かるというのなら、誰しもギャンブルにのめり込むはずだ。
もとよりそんなことはありえない。
ここで言いたいのは、人は過大なリスクに目を向けた時、
その道を選ばないのではないかということだ。
私の場合はリスクを過大に評価し、日常からその選択を避けている。
結果として、ローリスクローリターンな選択をしている。
目の前にチャンスを見出しながら、リスクを恐れて一歩を踏み出せない。
我ながら女々しい限りである。
失敗からしか学べないことは多々ある。
自分を省みるきっかけになる。そこから新しい道を模索できる。
そもそも選択から逃げるということは、先延ばしに過ぎないのではないか。
この先同様の選択を迫られるかもしれない。
もしも過去の選択の経験がなければ、結局は同じ状況に立たされるだけだ。
しかし仮に結果的に誤りであっても、過去の経験があれば別の選択をすればいいだけだ。
つまるところ、結果はどうあれ判断して行動した経験は、その後の自分の財産となるのだ。
私はもう少し自信を持てとよく言われる。
自信を持つにはその基盤となるものが必要であり、経験もその一つである。
本文を通じて、私が自信を持てないのはリスクを恐れ、
安全性の高く、得るものの少ない選択ばかりを続けてきたツケによるものだと気付かされた。
結果はどうあれ、まずは行動に移してみようと思う。
結果自身がボロボロに傷ついても、その傷跡は必ずより大きな財産となるのだから。